初心者向け MQL5 学習プラン

初心者向け MQL5 学習プラン
MQL5をHedgeモード(両建て)を前提に学習する構成にしました。Hedgeモードでは、同じ通貨ペアで買い・売りのポジションを同時に持つことができます。この学習プランでは、Hedgeモードに特化した注文管理やEA開発を学んでいきます。
1. 導入編(MQL5の基本)
- 1-1. MQL5とは? MT4との違い
- 1-2. 開発環境の準備(MetaEditorのインストールと設定)
- 1-3. 最初のプログラム(スクリプト作成)
- 1-4. MQL5の基本構造(OnInit, OnTick, OnDeinit)
- 1-5. 変数とデータ型(int, double, bool, string, color, datetime)
2. 基本文法編(MQL5の基本的な構文)
- 2-1. 演算子(四則演算、比較演算、論理演算)
- 2-2. 条件分岐(if文、else文、switch文)
- 2-3. ループ処理(for文、while文、do-while文)
- 2-4. 関数の基本(関数の定義と呼び出し、引数と戻り値)
- 2-5. 変数のスコープ(ローカル変数とグローバル変数)
3. MQL5の特徴(Hedgeモード対応の注文管理)
- 3-1. Hedgeモードのポジション管理(Position vs Order)
- 3-2. 成行注文・指値注文・逆指値注文(CTradeクラスによる取引)
- 3-3. 注文の変更とキャンセル(OrderModify, OrderDelete)
- 3-4. 複数ポジションの管理(PositionSelect, PositionGetDouble)
- 3-5. スプレッドやスリッページの考慮
4. インジケーター & エキスパートアドバイザー(EA)基礎
- 4-1. カスタムインジケーターの作成(iCustomの使い方)
- 4-2. インジケーターのバッファ(SetIndexBuffer)
- 4-3. EAの基本構造(Hedgeモード対応のエントリーとイグジット)
- 4-4. Hedgeモードのポジション管理を考慮したEA開発
- 4-5. 取引情報の取得(ポジションごとの取引履歴を取得)
5. 実践編(MQL5を活用する)
- 5-1. Hedgeモードを活かした両建て戦略
- 5-2. 片方のポジションを決済するロジック
- 5-3. ヘッジ戦略の自動化(ナンピン・マーチンゲール)
- 5-4. マルチタイムフレーム分析(異なる時間軸のデータを参照)
- 5-5. バックテストの実施(ストラテジーテスターの使い方)
6. 応用編(本格的なEA開発へ)
- 6-1. クラスとオブジェクト指向(MQL5でのOOP)
- 6-2. テンプレートとジェネリックプログラミング
- 6-3. DLL連携(C++と連携した高度な処理)
- 6-4. Hedgeモードを活用したリスク分散戦略
- 6-5. 実用的なHedge対応EA開発(戦略の自動化)
この学習プランのポイント
- 実践的なEA開発 – 単純なエントリー・イグジットではなく、複数ポジションの管理やヘッジ戦略を取り入れたEAを作れるようになります。
- 初心者でも学びやすい – 基礎から応用まで体系的に学べるため、プログラム経験がなくても理解しやすい構成になっています。
- バックテスト・最適化を重視 – 実際の相場で使えるEAを作るための検証方法や、スプレッド・スリッページの考慮方法も解説します。